2012年2月16日

Sony Tablet Sを数時間触ってみた感想

仕事でたまたまAndroidタブレット用アプリの開発案件が入って来た。
ターゲットの端末は今の所「Sony Tablet S」の予定なので、試しに実機を触らせてもらった。

Googleアカウントは設定せずに単にOSの設定画面やプリインストールのアプリをいじっただけなのだけれど、数時間ほど触った現時点での感想を書いてみたい。

1.外観


背面がプラスチックっぽくて少しチープに見えるけれども、慣れれば違和感は無くなりそうだ。手に取った時の体感的な重さはiPadとほぼ同じか少し軽いぐらい。片側が厚くなっているので持ちやすいのは確か。

2.液晶画面 


見やすく綺麗だけど照明の具合によっては指紋が目立ってしまう。

3.UIの反応


動作は軽快で快適。特にブラウザの起動は速く感じる。

4.最大の問題


OS(Android 3.2)のフリーズが何回か発生した。普通に設定画面を操作しているだけなのに、下の画面の様に「システムUI」のエラーが出て、「強制終了」ボタンを押すしか無くなる事がある。

アプリではなくOSの設定画面で「システムのエラー」が出るとは。


最悪なのは、その後、画面左下に3つ並んでいるバックボタン、ホームボタン、タスク一覧ボタンが消えてしまい、全く何も操作が出来なくなる事だ。

こうなると結局電源ボタンを長押しして端末を再起動するしか無く、本当にストレスが溜まる。

ちなみに、「タブレット情報」の画面で確認すると、
Androidバージョン:3.2
カーネルバージョン: 2.6.36.3
ビルド番号: 1.10.001100001
だった。

Androidのバージョンが4になれば改善するのかも知れないが、ソニーがOS標準のUIにだいぶ手を加えている様なので、その辺りとの兼ね合いで本当に不具合が完全に無くなるのか疑問が残る。

正直、ハードメーカーには、OSのカスタマイズには手を出さずにひたすら丈夫で軽くてバッテリーの持ちが良いハードウェアを作る事に徹してくれた方が有り難いと思う。