● とりあえず何か作ってみないと始まらない
最近、次のスマホアプリを何で作ろうかと真剣に悩んでいる。既にCocos2d-xのC++版で2つほどアプリを作って公開したけど、やっぱり出来ればJavaScriptが使いたい。
悩んでばかりいても仕方がないので、とりあえず下の6つの環境でサンプルゲームを作って試してみようと思う。
● PhoneGap (Apache Cordova)
WebViewをラップしてネイティブアプリとして動作させる。
ゲームを作るならCanvasを簡単に扱うためのライブラリを使うと便利。
ライブラリには CreateJS, enchant.js, tmlib.js, Arctic.js ... などがある。
将来的にはWebGLがもっと普及するとCanvasよりも格段に描画が高速になるらしいけれど、現状ではまだ実アプリで使うには早いみたいだ。
WebGLことはじめ
http://www.slideshare.net/hirumakazuya/webgl-35833170?next_slideshow=1
簡単なパズルゲーム程度であればおそらくCanvasでも大丈夫なのではないかと思う。(やってみないと分からないけれど。)
最近、Visual Studio 2013 (Update 2以上)の拡張機能としてPhoneGap(Cordova)対応が追加されたので、今回はこれを使ってみようと思う。
Multi-Device Hybrid Apps for Visual Studio 2013
● Monaca
PhoneGapをベースにしたWeb上の開発環境。PhoneGap/Cordovaのインストールや設定を一切しなくてもブラウザさえあればすぐに使えるのが素晴らしい。実機でのデバッグもUSB接続不要で簡単に出来て便利。
Monacaのサンプルを見ると Pixi.js を使ったブロック崩しゲームがある。これは、と思って実機で試してみた。結果、Nexus7(2012, Android 4.4.2)ではスムーズに動くもののGalaxy S3(Android 4.4.2)だとカクカクしてほぼプレイ出来ない状態だった。おそらくNexus7ではWebGLが有効になっていてGalaxy S3ではなっていないからだと思うけれど、Canvasだとやっぱりゲームアプリは無理なのか、と不安になる。ただ簡単なパズル系のゲームだったらどうなのか、その辺りを試してみたい。
● Herlock
JavaScriptからネイティブのOpenGLを扱える様にするフレームワーク。
Monacaと同様にブラウザさえあれば開発が出来る環境が用意されているので開発環境をローカルにインストールする必要はない。HerlockViewerというアプリを実機にインストールしておけばネットワーク経由でスクリプトの更新やデバッグログの確認が可能。
個人的にはかなり期待大。
● Titanium
「Lanica Platino Engine」という拡張機能(有料・79.99ドル/年)を使うとOpenGLを使って高速に動くゲームアプリの開発が可能になるとの事。少し前までは年間800ドルぐらいしたと思ったけど、それと比べると今はかなり安くなったのでちょっとトライして見ようかと思う。
● Cocos2d-JS
スマホ用ゲームアプリ開発の大本命。
C++版では既にいくつかアプリを作ったので、次はJavaScript Bindingでどこまで開発が速くなるのか試してみたい。
● Unity
こちらも言わずと知れた超有名ツール。C#のイメージが強いけれど、JavaScriptでも開発出来るという事なので今回初めてじっくりと触ってみようかと思う。
以上、実際にサンプルアプリを作ってみてどうだったかは、これから少しづつ書いて行こうと思う。
またそれぞれの環境で下記の点についてもざっと調べておきたいと思う。
- 多国語対応の方法(端末の言語設定によって画像や文字列を切り替える)
- 広告(主にAdMob)の挿入方法
- アプリ内課金の実装方法
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