2ヶ月ほど前(2017年4月)に、Lenovo の Chromebook N22 を買いました。
LenovoのWebサイトを見ていたら、Outlet価格で$185(送料無料)になっていたので、タッチ対応でかつRAMが4GBである事を確認した上で即オーダーしました。
数日後に見たらサイトから無くなっていたので、即オーダーして良かったと思います。
軽いので持ち運びもラクラクです。液晶もきれいで見やすいです。
Web閲覧などで1日に1〜2時間ほど軽〜く使う感じであれば1回の充電で1週間ほど持ちます。
画面はここまで開きます。180度、と言いたい所ですが微妙にそこまで開かず、175度ぐらいまででしょうか。
実は一番気に入っている使い方はこれ(下)です。画面を一杯まで開いて、自分は寝転がってお腹のうえに本体を突き立てるようにして、片手で支えながらWebを見るのが最高に快適です。笑)
キーボード部分がちょうど良い支えになってくれるので、タブレットを空中で保持するよりずっと楽なのです。
さて、Chromebookを買った本来の目的は、「子供の勉強用」でした。学校にもChromebookが導入されているので、「これ使っていいよ」と渡すと何の違和感もなく早速使いこなしていました。
小・中学生に使わせるコンピュータとしては確かに最適だと思います。
そう言えば、初期化する時に「Devチャンネル」に設定しておいたからか、5月に入った頃から「Google Play Store」が使える様になりました。
試しにAndroidアプリをいくつか入れたりして見ましたが、全く問題無く動作しています。
自作のアプリも全て動作したので、結構感動してしまいました。
これからは、Androidタブレットにキーボードを接続してPCっぽく使えるようにするぐらいなら素直にChromebookを買うのが正解かも知れませんね。
2017年5月18日
Node, express, nginx で動くWebサイトへのファイルアップロードでサイズ超過エラーが出る時の対策
Node/Express.js で作ったWebアプリケーションをテストしていて、CSVファイルのアップロード時に一定のファイルサイズを超えると「413 Request Entity Too Large」というエラーになる事に気付きました。
調べた結果、
の3箇所で許可するファイルサイズの最大値を設定する必要があることが分かりました。
最初1と2の設定を付けたのに上手く行かなくて、3の設定が必要な事に気付くまでに時間がかかってしまったので、メモしておきます。
調べた結果、
- ExpressのbodyParserミドルウェア
- MultiPartフォームデータの処理を簡単にしてくれるミドルウェアのMulter
- そしてリバースプロキシとして使っているNginx
の3箇所で許可するファイルサイズの最大値を設定する必要があることが分かりました。
1. Expressの設定
app.use(bodyParser.json({ limit: '20mb' }));
app.use(bodyParser.urlencoded({ extended: true, limit: '20mb' }));
2. Multerの設定
const upload = multer({
limits: {
fileSize: 1024 * 1024 * 20, // 最大20MBまで許可
}
});
3. Nginxの設定
location / {
proxy_pass http://127.0.0.1:3000;
... (略) ...
client_max_body_size 20M;
}
最初1と2の設定を付けたのに上手く行かなくて、3の設定が必要な事に気付くまでに時間がかかってしまったので、メモしておきます。
2017年4月15日
ASP.NET CoreとEntityFrameworkで最速でWeb APIを作るには
ASP.NET Core, EntityFrameworkとVisual Studio Codeを使ってデータベースから情報を取得してJSONで返すWeb APIを作ります。
コードファーストは使わず、既存のデータベースが存在するという前提で作ります。
とりあえず Northwind というサンプルのデータベースが存在すると仮定してコーディングしていますが、データベース名、テーブル名やモデルクラスの内容は適宜手元の環境に合わせて読み替えて下さい。
以下ステップ0から8までに分けましたが、おそらく20分もあれば全部出来ると思います。
ステップ0 - .NET Core SDKとVS Codeをインストール
ステップ1 - プロジェクトを作成する
ステップ2 - 依存パッケージを追加する
ステップ3 - モデルクラスを作成する
ステップ4 - DbContextクラスを作成する
ステップ5 - リポジトリクラスを作成する
ステップ6 - 設定ファイルにDB接続文字列を追加する
ステップ7 - Startupクラスに設定を追加する
ステップ8 - Controllerを作成する
VS Codeをインストールした後、C#用の拡張機能をインストールしておいて下さい。
dotnet new mvc --auth None --framework netcoreapp1.1 -o MySampleWeb
cd MySampleWeb
dotnet restore
code .
VS Codeでフォルダを開いて、拡張子が.csのファイルを表示すると2〜3秒後にダイアログが表示されるので、「Yes」をクリックします。
プロジェクトフォルダ直下に.vscodeフォルダが作られ、ビルドやデバッグ実行用の設定ファイルが自動的に作成されます。
この時点でShift+Ctrl+B(MacではShift+Cmd+B)を押すとビルドが実行されるのでエラーが無いことを確認しておきます。
dotnet add package Microsoft.EntityFrameworkCore.SqlServer
上のコマンドを実行すると「MySampleWeb.csproj」ファイルにEntityFrameworkでSqlServerに接続するためのパッケージ参照のエントリが追加されます。
プロジェクト直下にDataというフォルダを作って、そこにCustomer.csファイルを作成します。
コンストラクタのパラメータでoptionsを受け取るようになっている点に注意して下さい。これを忘れるとデータベースに接続出来ずエラーになります。
とりあえずGetAll()とFind()のみ実装しておきます。
CustomerRepositoryクラスのコンストラクタでNorthWindContextのインスタンスを受け取れるようになっている点に注目です。
ASP.NET CoreではDbContextなどのインスタンスはこの様にDependency Injection(DI)で受け取るというのが原則です。
SQLサーバーの指定、ユーザーID、パスワードの指定は適宜変更して下さい。
AddDbContext()
このメソッドでDbContextのDIを設定しています。
AddScoped()
このメソッドでリポジトリクラスのDIを設定しています。「ICustomerRepositoryのインスタンスがどこかで要求されたら、CustomerRepositoryのインスタンスを生成して注入してね」という意味になります。
AddSingleton()やAddTransient()などもありますが、それぞれ注入されるインスタンスが維持される期間が異なります。
AddScoped()の場合はひとつのHTTPリクエストについてひとつのインスタンスが生成されます。リポジトリクラスの中で使っているEntityFrameworkはスレッドセーフではないので AddSingleton() はここでは使えません。
ControllersフォルダにCustomersController.csファイルを新規作成します。
コンストラクタでリポジトリクラスのインスタンスを受け取るようになっています。ここでステップ7で設定したDIが効いてきます。
通常のWebアプリケーションとして動いている場合は、このDIのおかげでASP.NET Coreが自動的にCustomerRepositoryのインスタンスを生成してコントローラに渡してくれます。
でも単体テストでコントローラの動作をテストしたい場合などでは、自前でモックのインスタンスを生成してコントローラに渡すことが出来ます。DIを使うことでクラス同士が疎結合になっているわけですね。
密結合と疎結合の概念やDIについては下のページの説明がとても分かりやすいと思います。
これでカスタマーの情報を取得するWeb APIが出来ました。
VS Code上でF5またはCtrl+F5(MacではCmd+F5)を押して実行して見てください。ブラウザが開いてデフォルトのHomeページが表示されるので、下のURLを手入力します。
先頭から3件取得
http://localhost:5000/api/customers?offset=0&limit=3
カスタマーIDを指定して取得
http://localhost:5000/api/customers/ANATR
データベースから取得した情報がJSON形式で表示されれば成功です!
これからは.NETでのWeb開発といえば「ASP.NET Core」という事になって行くと思います。
WindowsでもMacでもLinuxでも全く同じように開発が出来るのがいい感じです。
今回のソースコードはこちらにあります。
https://github.com/mikehibm/AspNetCore-MySampleWeb
参考URL:
コードファーストは使わず、既存のデータベースが存在するという前提で作ります。
とりあえず Northwind というサンプルのデータベースが存在すると仮定してコーディングしていますが、データベース名、テーブル名やモデルクラスの内容は適宜手元の環境に合わせて読み替えて下さい。
以下ステップ0から8までに分けましたが、おそらく20分もあれば全部出来ると思います。
ステップ0 - .NET Core SDKとVS Codeをインストール
ステップ1 - プロジェクトを作成する
ステップ2 - 依存パッケージを追加する
ステップ3 - モデルクラスを作成する
ステップ4 - DbContextクラスを作成する
ステップ5 - リポジトリクラスを作成する
ステップ6 - 設定ファイルにDB接続文字列を追加する
ステップ7 - Startupクラスに設定を追加する
ステップ8 - Controllerを作成する
VS Codeをインストールした後、C#用の拡張機能をインストールしておいて下さい。
ステップ1 - プロジェクトを作成する
dotnet new mvc --auth None --framework netcoreapp1.1 -o MySampleWeb
cd MySampleWeb
dotnet restore
code .
VS Codeでフォルダを開いて、拡張子が.csのファイルを表示すると2〜3秒後にダイアログが表示されるので、「Yes」をクリックします。
プロジェクトフォルダ直下に.vscodeフォルダが作られ、ビルドやデバッグ実行用の設定ファイルが自動的に作成されます。
この時点でShift+Ctrl+B(MacではShift+Cmd+B)を押すとビルドが実行されるのでエラーが無いことを確認しておきます。
ステップ2 - 依存パッケージを追加する
dotnet add package Microsoft.EntityFrameworkCore.SqlServer
上のコマンドを実行すると「MySampleWeb.csproj」ファイルにEntityFrameworkでSqlServerに接続するためのパッケージ参照のエントリが追加されます。
ステップ3 - モデルクラスを作成する
プロジェクト直下にDataというフォルダを作って、そこにCustomer.csファイルを作成します。
ステップ4 - DbContextクラスを作成する
コンストラクタのパラメータでoptionsを受け取るようになっている点に注意して下さい。これを忘れるとデータベースに接続出来ずエラーになります。
ステップ5 - リポジトリクラスを作成する
とりあえずGetAll()とFind()のみ実装しておきます。
CustomerRepositoryクラスのコンストラクタでNorthWindContextのインスタンスを受け取れるようになっている点に注目です。
ASP.NET CoreではDbContextなどのインスタンスはこの様にDependency Injection(DI)で受け取るというのが原則です。
ステップ6 - 設定ファイルにDB接続文字列を追加する
SQLサーバーの指定、ユーザーID、パスワードの指定は適宜変更して下さい。
ステップ7 - StartupクラスにDIの設定を追加する
AddDbContext()
このメソッドでDbContextのDIを設定しています。
AddScoped()
このメソッドでリポジトリクラスのDIを設定しています。「ICustomerRepositoryのインスタンスがどこかで要求されたら、CustomerRepositoryのインスタンスを生成して注入してね」という意味になります。
AddSingleton()やAddTransient()などもありますが、それぞれ注入されるインスタンスが維持される期間が異なります。
Dependency Injection in ASP.NET Core | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/aspnet/core/fundamentals/dependency-injection
AddScoped()の場合はひとつのHTTPリクエストについてひとつのインスタンスが生成されます。リポジトリクラスの中で使っているEntityFrameworkはスレッドセーフではないので AddSingleton() はここでは使えません。
ステップ8 - Controllerを作成する
ControllersフォルダにCustomersController.csファイルを新規作成します。
コンストラクタでリポジトリクラスのインスタンスを受け取るようになっています。ここでステップ7で設定したDIが効いてきます。
通常のWebアプリケーションとして動いている場合は、このDIのおかげでASP.NET Coreが自動的にCustomerRepositoryのインスタンスを生成してコントローラに渡してくれます。
でも単体テストでコントローラの動作をテストしたい場合などでは、自前でモックのインスタンスを生成してコントローラに渡すことが出来ます。DIを使うことでクラス同士が疎結合になっているわけですね。
密結合と疎結合の概念やDIについては下のページの説明がとても分かりやすいと思います。
ASP.NET - 依存関係の挿入による ASP.NET Core でのクリーンなコードの作成
これでカスタマーの情報を取得するWeb APIが出来ました。
VS Code上でF5またはCtrl+F5(MacではCmd+F5)を押して実行して見てください。ブラウザが開いてデフォルトのHomeページが表示されるので、下のURLを手入力します。
先頭から3件取得
http://localhost:5000/api/customers?offset=0&limit=3
カスタマーIDを指定して取得
http://localhost:5000/api/customers/ANATR
データベースから取得した情報がJSON形式で表示されれば成功です!
これからは.NETでのWeb開発といえば「ASP.NET Core」という事になって行くと思います。
WindowsでもMacでもLinuxでも全く同じように開発が出来るのがいい感じです。
今回のソースコードはこちらにあります。
https://github.com/mikehibm/AspNetCore-MySampleWeb
参考URL:
ASP.NET Core MVC with Entity Framework Core - Tutorial 1 of 10
チュートリアル: ASP.NET Core MVC で Web API を作成する | Microsoft Docs
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