上のエントリにも書いた通り、Linuxで(強引に)SugarSyncを利用する方法は2つある。
ひとつは、Linux上でWindowsの仮想マシンを動かして、そこにSugarSyncをインストールしておき、仮想化ソフトのフォルダ共有機能を使ってLinux側にあるフォルダを同期させる方法。
2つ目は、Linux上で「Wine」を使ってWindows用のSugarSyncクライアントソフトを動作させてしまう方法。
今回、この2番目の方法を実際にやってみたのでメモしておこう。
Linuxの環境は、Ubuntu 10.10 (32bit)を使用している。
まずはWineをインストール。
sudo apt-get install wine
次に、Windows用SugarSyncクライアント(「SugarSync Manager for Windows」)をダウンロード。
https://www.sugarsync.com/downloads/ダウンロードしたファイル(SugarSyncSetup.exe)に実行可能属性を付けた後、実行。
chmod +x SugarSyncSetup.exe
./SugarSyncSetup.exe
おもむろにインストーラが立ち上がった。
デフォルト設定のまま続行してインストール完了。
問題無し! と思いきや、日本語が表示されない。
仕方なくアンインストールし、英語を選択してやり直す。
インストール完了。
今度は無事表示された。英語なので当たり前かww。
最初に同期対象のフォルダを選べと言われるが、とりあえず全てチェックを外しておいた。
「SugarSyncファイルマネージャ」のメイン画面
「同期フォルダの管理」
「ファイル転送状態」
この様に問題なくあっさりと動作してしまった。
SugarSyncも素晴らしいけれども、今回は「Wine」のすごさに驚かされた。今までほとんど使った事が無かったが、これからもWindows版しかないソフトをLinuxで動かす必要がある場合にはまずWineを試そうと思う。
今日の結論
Wineって美味しい!
2012/6/8 関連記事を追加:
Windows/Mac/LinuxでSugarSyncの代わりに使えそうな4つのクラウドストレージ
2012/8/7 追記:
2012年8月7日現在、Ubuntu 11.10上で再度試した限りでは、インストール時にエラーが出て動作させる事が出来なかった。
Ubuntu 11.10+Wineの環境でインストーラを起動するとほぼ最後まで順調に進むものの… |
この通り最後にエラーが出てインストール出来なかった。 残念! |
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