2014年4月20日

ビットコインの次に来る「イーサリアム」とは

大石哲之さんによる下の電子書籍を読んで、とても感銘を受けた。

ビットコインの「仕組み」が非常に分かりやすく説明されている。特に「採掘」とは何を意味するのか、今まで「何か複雑な計算をするんだろうな〜」ぐらいのモヤモヤしたイメージしか無かったものが、具体的に理解出来たのでスッキリした。


ビットコインはどのようにして動いているのか? 数式なしでわかる仮想通貨の仕組みと技術~改ざん防止、採掘、未来の応用まで




「採掘」についてスッキリしただけでも本書を購入した価値があったのだけれども、それ以上に興奮させられたのは、ビットコインそのものよりも、その原理を応用してこれから出てくるであろう未来のイノベーションについて述べた最終章だった。


イノベーションの一つの例として、現在進行形で実装が進められている「イーサリアム」というものがある。

イーサリアムの衝撃-ビットコイン技術がもたらす社会基盤へのイノベーション : アゴラ - ライブドアブログ

大きな可能性を秘める「リップル」と「イーサリアム」――ビットコインに続くもの|通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄|ダイヤモンド・オンライン


イーサリアムで扱うことが出来るものは通貨だけにとどまらず、各種動産・不動産・権利・契約など非常に幅広い。電子書籍や音楽ファイルのコピープロテクトの問題も解決する。ドメイン登録の仕組みだってこの上に構築すれば現在の様な管理組織が要らなくなる。

この様な技術が普及すれば確かに世の中が大きく変わるのは間違いない。これからどうなって行くのか、本当に楽しみだ。





2014/12/15 関連リンク追加:

すごく参考になります。
分散型合意形成システム、Ethereum - Satoshi Nakamoto Fan Club
http://bitcoinspace.hatenablog.com/entry/2014/11/12/215026






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