● Monaca とは
Monacaの機能と特徴 | HTML5を使ったクロスプラットフォーム型モバイルアプリ開発
● PhoneGap/Apache Cordovaとの違い
内部的にはPhoneGap/Cordovaを使っているので、ソースコードはPhoneGap/Cordova用に作ったものをほとんど変更せずに使える。
一番大きな違いは、Monacaだとローカルに開発環境を用意する必要が無い事だ。ブラウザさえあればどこからでもすぐにプロジェクトを開いて開発を続けられる。
先にPhoneGap用に作った15パズルのソースコードをMonacaのIDEにアップロードすると何の問題も無く実行出来た。
実機でのデバッグ実行は「Monacaデバッガー」というアプリをインストールして行う。
PhoneGap Developerのアプリと同様こちらもとても便利。さらに端末上でログ出力が確認出来たり、開発者のIDEに画面のハードコピーやメッセージを送ったりも出来るみたいだ。
● 結論
開発環境の違いはあるがソースコード的にはPhoneGap/Cordovaと同じものをほぼそのまま動かせる。
なのでAndroidではWebAudioを使うとかなりの確率で音が出ないという問題も同じだ。
● 追記
Monacaデバッガーの「ハイパフォーマンス版(4.0以降のみ対応)」というのがあったのでこちらで試した見た所、Androidでも音が鳴った。BGMも効果音も問題無しだ。やったー!
とは思ったものの、デバッガー経由でなくビルドしたものを端末でダウンロードしてインストールしてから動かすと、やっぱり音が鳴らない。これはビルド時の設定か何かで直るものなのだろうか。それともMonaca側がまだ最新の環境に対応していないのだろうか。良く分からないけれども何となく期待は持てそうだ。
Monacaサイトの説明によると、ハイパフォーマンス版のデバッガーは
- 最新のChromiumベースのブラウザーエンジン(インテルのCrosswalk)を用いており、高速なレンダリングと高度なCSS、JavaScript APIを利用可能です。
との事なので、Chromiumのバージョンに関係がありそうだ。となると、ビルドして配布する場合はユーザーの端末に入っているChromiumブラウザーのバージョンに依存するという事だろうか。
● さらに追記 (2014年9月7日)
下のブログ記事を見つけたのでAndroid用のビルド設定を「ハイパフォーマンス (Crosswalkエンジン)」を使う様に変えて試してみた所、ビルドしたアプリでも問題無く音が鳴る様になった。
Crosswalkエンジンを組み込んでMonacaで作るAndroidアプリを一気に高速化させる。 : アシアルブログ
APKファイルのサイズが19MBに大きくなったけれども、まあ許容範囲だろう。ともかくこれでAndroidでも音が出る様になったという事で、スッキリした。
Monaca素晴らしい!