ソースコードはこちら。https://github.com/mikehibm/15puzzle-cocos2d
● 困ったところ
う〜ん、特になし。
あえて言えばy座標の指定方法(上下)がこれまでと逆になるのでそれを変更する必要があったぐらい。
あとそういえば、ifで座標が一致するかどうかを比較して分岐している箇所があって、
if (piece.x !== new_pos.x || piece.y !== new_pos.y){
...処理...
}
と書くと処理が実行されなくて困った。(浮動小数点数なので)
下の様に差分の絶対値で比較する様に変更した。
if (Math.abs(piece.x - new_pos.x) > 1 || Math.abs(piece.y - new_pos.y) > 1){
...処理...
}
● 良かったところ
アニメーションの作り方やシーン遷移の方法など、これまでに得たCocos2dの知識が活かせるので楽が出来た。
実機での実行速度も申し分無し。
デバッグが簡単。Cocos Code IDEからデバッグ実行しておくとJSファイルを修正して保存した瞬間にデバッグアプリ内でコードが再ロードされるのですぐに確認出来る。もちろんブレークポイントを設定する事も可能!
● アニメーション実行中にさらにアニメーションを実行する場合
MoveToを使ってピースを移動するアニメーションを実行中に、場合によってはさらに次のアニメーションを開始する必要がある場合がある。連続でタッチして同時に複数のピースを動かした場合などだ。
その場合、同じSpriteに対して同時に複数のMoveToアニメーションを実行してしまうと最終的な位置が思わぬ所にずれてしまう事になる。
これについては、2つめのMoveToアニメーションを実行する前に
piece.stopActionByTag(ACTION_TAG);
を実行して前のMoveToを中止する事で解決出来た。
Cocos Code IDEから実行するとデフォルトだとMac版のデバッグ用アプリが立ち上がって来てその中でアプリが実行される。
このデバッグ用アプリの画面サイズ(Zoom設定)が、起動する度に100%になってしまいMBAだとiPhone5の縦画面がディスプレイに収まらないので、そこがちょっと使い辛かった。
これは下のページの通りに設定を変更する事で50%表示にする事が出来た。これでとても快適になった。
● Mac版デバッグアプリの設定変更
Cocos Code IDEから実行するとデフォルトだとMac版のデバッグ用アプリが立ち上がって来てその中でアプリが実行される。
このデバッグ用アプリの画面サイズ(Zoom設定)が、起動する度に100%になってしまいMBAだとiPhone5の縦画面がディスプレイに収まらないので、そこがちょっと使い辛かった。
これは下のページの通りに設定を変更する事で50%表示にする事が出来た。これでとても快適になった。
Lua - Cocos Code IDEのシミュレーターのデフォルト設定 - Qiita
● ソースコード
https://github.com/mikehibm/15puzzle-cocos2d
● 感想
さすがに注目度急上昇中のフレームワークだけあって Cocos2d-JS は使い易い。デバッグも素早く出来るので気分良く開発が出来る。
またXcodeやEclipseからもプロジェクトを開いて実行出来るので、広告表示やアプリ内課金などのネイティブ連携も頑張ればなんとかなりそうだ。
パーティクルエディタやシーンエディタなどのツール群も充実しているので、やっぱり一番安心して実戦で使えるのはこれかなあと思う。
あと次はUnityにチャレンジしてCocos2d-JSを上回るメリットがあるかどうかを試したい。
.