2013年9月28日

Android 4.3でSurfaceViewを使うアプリがランダムにクラッシュする件

Google Playで公開しているあるアプリを更新しようと思ってテストしていると、なぜか数回に一度の割合でクラッシュする事に気付いた。

エラーの内容はこんな感じ。
java.lang.IllegalArgumentException
: at android.view.Surface.nativeUnlockCanvasAndPost(Native Method)
: at android.view.Surface.unlockCanvasAndPost(Surface.java:255)


そういえば最近Google Playの管理画面で報告されるエラーが増えてきていた。自分のテスト端末(初代Nexus7)で出ているエラーと同じものだ。


エラーが起きている端末は全てNexus7。おそらく Android 4.3 を搭載している端末で問題が発生している様な気がする。


エラーが起きるのは、SurfaceViewを使ったActivityから一旦別のActivityを起動して、また元のActivityに戻ってきた瞬間だ。毎回というわけではなく大体5回に1回ぐらいの頻度なのでやっかいだ。

Backキーでホーム画面に戻ってからまたアプリを起動した時やタスク一覧から戻ってきた時は全く問題は起きない。


調べてみると下のスレッドが見つかった。

Issue 58385 - android - android 4.3 - IllegalArgumentException at SurfaceHolder.unlockCanvasAndPost(canvas) - Android Open Source Project - Issue Tracker - Google Project Hosting 

やっぱりAndroid 4.3 のSurfaceView にはバグがあるようだ。

しかも現状では回避策は無さそう。。。

SurfaceView を使っているアプリ全てが影響を受けるとすると、結構大きな問題になるのではないだろうか。

SurfaceViewを使うのを止めて View の Canvas に描画する様に書き直して対策した、という書き込みはあった。しかも皮肉な事にハードウェアアクセラレーションのおかげでかえってFPSが改善されたとの事。

とりあえず View.isHardwareAccelerated() の戻り値を見て、trueならView+Canvasを使って、false (かつOSが4.3より前) なら SurfaceView を使う様にすればなんとかなるかも知れない。

でも、同じ事をするのに2種類の方法で実装しないと行けないとなると、これは面倒だなー。

4.3を搭載した端末が一般的になる前になんとか早く解決してくれないかな〜。




2013/09/29  追記:

そういえば、4.0以降なら TextureView があった。これを使おう!

if(Build.VERSION.SDK_INT >= Build.VERSION_CODES. ICE_CREAM_SANDWICH){
    //TextureViewを生成
} else {
    //SurfaceViewを生成
}

テストしてみた所上手く行っているみたい。
これで今回は一応解決!








  

2013年9月18日

iOSアプリとAndroidアプリを同時に開発する方法

最近はいろんな開発環境やツールがあるけれど、とりあえず以下のような選択肢で検討している。
  • Cocos2d-x
  • Xamarin + Cocos2d-XNA
  • Corona
  • Unity
  • Herlock
  • Titanium Mobile
  • Apache Cordova (PhoneGap)
  • Monaca



ガシガシ動くゲームを作るなら


Cocos2d-x


ようやくcocos2d for iPhoneで簡単なゲームアプリを作れる様になった自分としては、次はこれでAndroid版とiOS版の同時開発かなと思っている。

cocos2d for iPhoneで得た知識も使えるし、CocosBuilderなどの周辺ツール類も豊富なのが魅力。

最初は「AndroidではNDKが必要」というのを聞いただけで尻込みしていたけれど、採用事例は結構多そうで、ネットでの情報も増えてきつつあるみたいだ。

今この本を読みながら次のアプリ開発に向けて準備しているところ。
cocos2d-xによるiPhone/Androidアプリプログラミングガイド


Xamarin + Cocos2d-XNA


意外なところでは、C#で開発するという手法もある。XamarinとCocos2d-XNAというライブラリを組み合わせれば2Dゲームアプリも作れるみたいだ。

普段仕事で使っている言語はC#なので、本当に使い物になるのならぜひ使いたい。Windowsストアアプリの開発も出来るし、有料版ならVisual Studioとの統合も可能なのでかなり興味を惹かれる。

Xamarin StudioというIDEの無料版をとりあえずインストールしてぼちぼち試しているところ。


Corona


2Dゲームに特化した「エレガントなAPIで従来より10倍速く開発出来る」というのが売り文句の開発環境。Luaというスクリプト言語を使う。デモなどを見るかぎりでは確かに簡単に2Dゲームが作れそうだ。

ただ、プロプライエタリなソフトウェアなのであまり依存したくはないかな、と思ってしまう。



Unity


とりあえずインストール しては見た。面白そうな解説本も買って積んであるのだけれど、まだじっくり触る事が出来ていない。

次のバージョン(4.3)ではなんと2Dゲームに特化した機能も追加されてますますパワーアップするらしい。
Unity - Unity PRESS RELEASE – Unity、2D向けゲーム開発機能とクラウドサービスを新たに提供 
もしかするとこれからのゲームアプリ開発の大本命になるのではないかとも思ってしまうほど高機能。

ちょっと高機能過ぎて初心者は慣れるまでが大変。それにしてもUnityのアセットストアは強力。


Herlock


今日、こんなのも見つけた。国産の新しいクロスプラットフォーム統合開発環境。JavaScriptで開発出来る。だからBackbone.jsやTweenJSなどと言った既存のJSライブラリも使える。 しかもOpenGLで高速なグラフィック処理も可能。

iOS/AndroidアプリをJavaScriptで開発、OpenGL対応で高速描画の「Herlock」、クローズドβリリース - Publickey 
FlashライクなコードでOpenGLの処理を記述できるため、高速なグラフィック処理を実現する点も大きな特徴です。ゲームなど高速な画面書き換えなどを要求するアプリケーションに対応します。』 
Herlockの紹介動画 

これは期待大。早速クローズドベータ版の利用申請をしておいた。



ゲーム以外なら


Titanium Mobile


クロスプラットフォーム開発の老舗。


Xamarin


Xamarin Studio または Visual Studioを使ってC#で開発が可能。個人的にはかなり興味あり。


Apache Cordova (PhoneGap)


HTML5 + JavaScriptのアプリをラップしてネイティブアプリを作成するツール。

Apache CordovaとPhoneGapの関係が分かりにくい事になっているけれど、今の所は結局同じモノみたいだ。
Cordova(PhoneGap) とりあえずどんなものか | MUSHIKAGO APPS MEMO 
AdobeがApache Cordovaの私家版PhoneGapの3.0をリリース, APIをプラグイン化してより身軽に | TechCrunch Japan 


Monaca


内部的にはPhoneGapを利用しているらしい。ブラウザ上で利用出来るIDEが秀逸。Monacaデバッガというのもちょっと試してみたけれど、とても便利で感動した。

なんとなくApache Cordova(PhoneGap)を使うのであればこっちの方が生産性が高そうな気がしている。HTML5での実装に適したアプリを作る機会があったらぜひ使いたい。


今日の結論


この他にも色々な開発環境やツールがあると思うけれど、次は

Cocos2d-x
Unity

の順でやって行こうかなと思っている

余裕が出来たら、

Monaca
Xamarin

あたりにも手を伸ばしたい。

あとHerlockにはぜひとも頑張って完成度を高めて行ってもらいたい。応援してます!




 



2013年8月22日

Google Chromecast を買ってみた

なぜかオーダーしてから届くまでに3週間もかかったけれど、Chromecast がようやく届いた。




セットアップは実に簡単だった。

テレビのHDMI端子に本体を差し込んで、USBケーブルで電源につなぐ。(もちろん電源アダプタが付属している。)

テレビと壁の間に本体を差し込むスペースが無い時の為に、HDMIの延長ケーブルも付属しているのでちょっと感心した。

その後PCのブラウザで所定のURLを開く。するとアプリケーションをダウンロードする様に言われるので、ダウンロードしてインストールする。そのアプリを実行すると、Chromecast用のWifi設定やデバイス名称の設定を行う画面が表示される。何も変更せずにデフォルトのままで問題無しだった。


YouTubeがまるでテレビみたいに見える。(笑)


Netflixのストリーミングで映画のタイタニックも観てみた。
画質は普通にDVDで観ているのと変わらない様に感じた。


実は既にだいぶ前からリビングのテレビにはWindowsのPCをつないでYouTubeや動画を観ていたのだけれど、それよりも明らかに画質が良い様な気がする。

それに何より使いやすい。

手元のスマートフォンのChromecast対応アプリで出力先に自分のデバイスを選ぶだけ。

今の所対応アプリはYouTube, Netflix, Google Play Music/Movie(?) ぐらいしか無いみたいだけれど、これから増えてくるに違いない。対応アプリが増えればひょっとするとヒット商品になれるかも。(?)

現時点でも、YouTubeとNetflixのヘビーユーザーにはかなりオススメだと思う。





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