読み上げ機能は目に優しい
最近、ブラウザでニュースを読む時にMacの音声読み上げ機能を使うと、「目を閉じていてもニュースが頭に入ってくる」ことに気付きました。
これは慣れるとかなり便利。なんと言っても目の疲れが大幅に軽減できることが最大の利点です。
もちろんMacの標準状態でも、ブラウザで文章を選択して「Edit」メニュー → 「Start Speaking」を選べば読み上げ機能を使うことは可能です。
アクセシビリティの設定で任意のショートカットキーを設定することも出来ます。
もし一つの言語しか読み上げさせる必要がないのであれば、これで大丈夫です。
ただ、複数の言語を使い分けたい場合は、これだと読み上げに使用する言語(音声)をその都度選ぶことが出来ません。
日本語の音声を設定している状態で英語の文章を読み上げさせても、カナカナ読みの変な発音でしか読まれません。逆に英語の音声が選択されている状態で日本語を読み上げさせようとしても、上手く発音してくれません。
つまり、選択されている文章の言語によって読み上げに使う音声を切り替える必要があるわけです。
これが出来るように今回設定した方法を、以下にメモしておきます。
1. 言語別にAutomatorでサービスを作成
Automatorを起動して、新しい Quick Action を作成します。
Actionsから System → Speak Text を選んで、ドラッグアンドドロップで追加します。
読み上げに使う言語に対応した音声を選んで、後から分かる名前を付けて保存します。
これを、使いたい言語の数だけ繰り返します。
2. キーボードショートカットを設定
システム設定から「Keyboard」を選ぶと、「Services」のカテゴリ内に先ほどAutomatorで作ったQuick Actionが表示されます。
それぞれの言語に対応したQuick ActionのチェックをONにして、好きなショートカットキーを設定すれば完了です。
私の場合は、
Ctrl + Cmd + w → 日本語読み上げ
Ctrl + Cmd + e → 英語読み上げ
としています。
なるべく片手ですぐ押さえられる組み合わせが良いと思います。
この設定で、Google Chrome、Safari, Firefox のいずれのブラウザでも文章を選択してキー一発で言語別に読み上げ機能を使うことが出来るようになりました!