2020年4月16日

Next.jsでスタティック・エクスポートしたサイトをAWS Amplify Consoleでホスティングする

今回は、Next.jsから(SSR無しの)スタティックなSPAとしてエクスポートしたサイトを、Amplify Consoleでホスティングしてみます。


サンプルReactアプリの作成


npm init -y
npm i -S react react-dom next
 


package.jsonはこんな感じになっています。




npm run dev を実行すると開発サーバーが立ち上がるのでブラウザで http://localhost:3000 を開きます。


npm run export を実行すると out フォルダにindex.htmlや404.html などのファイルが出力されます。今回はこれらの静的なHTMLファイルを Amplify Consoleでホスティングすることまで出来れば目的達成です。


amplify-cliのインストール


npm i -g amplify-cli

Amplifyの初期化


amplify configure








amplify init



Amplify Consoleでのホスティング設定を追加


amplify hosting add


上のコマンドを実行して「Continuous deployment...」を選ぶと、ブラウザが開いて接続するGitリポジトリを聞かれます。




amplify.yml という設定ファイルを手動で変更する必要があるので、ダウンロードしてプロジェクトのルートフォルダに保存します。


ここではNext.jsでスタティック・エクスポートした成果物をデプロイしたいので、下のように一部を変更します。(commandsとbaseDirectory)




変更したamplify.ymlファイルをGitリポジトリにコミット・プッシュします。

プッシュした時点で自動的にAmplify Console側でビルド処理が走ります。




ProvisionからVerifyまで全てグリーンになってから画面に表示されているURLをクリックすると、アプリケーションがデプロイされているのが確認出来ます。


今は「Hello!」と表示するだけで何もしないアプリケーションですが、後は通常のReactアプリケーションとして「npm run dev」で実行しながらローカルで開発します。




ひとまずブラウザ上だけで動くTodoアプリを作りました。





このままではブラウザを閉じるとデータが消えてしまうので意味が無いですが、次回以降のエントリではここに「ユーザー認証」と「REST API経由でのDynamoDBへのデータ永続化機能」を追加して行こうと思います。


AWS AmplifyでReactアプリにユーザー認証機能を追加する

AWS AmplifyとDynamoDBでサーバーレスなREST APIを構成する




現在のソースコードはこちらで参照出来ます!

https://github.com/mikehibm/amplify-test01/tree/blog-2020-04-15